Linuxで番組編集は出来るのか?

ネットラジオ関連

こんにちにゃんこ🐱
tsucchan♫です😄

かなり前に、アメブロでも個人ブログ(今はこれに統合)にも執筆しましたが、自宅のファイルサーバーや音楽サーバーとしてLinuxを使用しています。

僕自身Linuxには変歴があり、20代のころはRetHut Linuxやレーザー5 Linux、MK Linux、その後Vine LinuxやPuppy Linuxを使用してきて今は、お気に入りディストリビューションはLinuxMint。

LinuxMint

Home - Linux Mint
Linux Mint is an elegant, easy to use, up to date and comfortable desktop operating system.

今は、Zorin OSとかいいディストリビューションもありますが、色々インストールして検証してみた結果これに落ち着いています。

そこで、Linuxで番組編集(DAW DTMも含む)出来るのかなーとふと思ったのです。性格的に思ったら即実行しないと気がすまないタイプなので、色々とやってみました😄

当然ですが、LinuxはWindowsでもMacでもありません。僕のように今まで使用してきた環境そのものが使えなければ意味がないと思ったので、結構苦労しました😚

結論として「出来なくはない」です。

DAWを行う点で、波形編集アプリも必至ですが、プラグインの問題が非常に大きいと思うのです。LinuxではVSTをOSとして正式サポートとは言い難い状況ですので、それを打破しなければなりません。

LinuxではLV2なので、自分にあったものを導入出来ますが、用途によっては数がまだまだのような気がします、そうでない場合、大抵はVSTになると思うのでこの辺は一長一短で解決が難しいことを教えてくれました。

方法として、LinuxにWineを導入してWindows環境を作ることから始めますが、ただ入れただけではどうにもこうにもブルドックなので仕込みが必要です。

調べた結果、yabridgeが良かったです。つまりは、Wine上にWindows用のVSTをLinux上のDAWでも読み込めるように仕込むことです。yabridgeの使用方法は長くなってしまうので割愛しますが、VSTを入れたフォルダをyabridgeに設定し、soファイルを生成することでLinuxでも使用可能にするというものです。

でも、商用のVSTはほぼ僕の環境では無理でした。有名どころのVSTは、管理ソフトでVSTのインストールをしますが、Wineではそのインストーラーが動かないことか多々ありました。
じゃあ、Windows実機でインストールしてからVSTをコピーして持ってきても、結局管理ソフトの範疇ですので、うまくいきません。
しかし、フリーの一部でVST2であれば成功する確率は高いです。VSTそのものを配布しているので.dllだと可能性はあります。

そんなこんななので、じゃぁーLinuxだけで完結しましょう!ということで最終的に落ち着きました。

ここからが実践です!

まず、DAWを決めます。
色々試しましたが、Ardour一択のような気がします↓

Ardour

Ardour, free and open-source digital audio workstation | Ardour DAW
Ardour is a free and open-source digital audio workstation for Windows, macOS, and Linux

LinuxはもとよりWindowsやMacにも対応しているので、複数台所有している人は互換性もあり良いのではないかと思うのですが、サイトからダウンロードすると、Pay画面が出てきてしまうので、ソフトウエアーマネージャーから導入した方がよろしいかと思います。

ただ、一部の機能が正常に動かなかったので端末から導入するのをオススメします。そちらは無料です。

DTMとしても機能させたいのであれば、Reaper辺りがいい選択肢ですが、波形編集は制限もあるのでやはりArdourなのかな?と思います。DTM単体機能としては当然Reaperの方が上です。

Ardourは、必要な機能が揃っていますし、マルチトラック、波形編集等おそらくLinux上では一番優れたものになっているので、機能的には問題ないとは思うのですが、操作的には若干癖があるので慣れが必要です。

しかし、Ardour単体だけでは不十分です。確かに最初からプラグインが入っているので必要最低限のものは出来ますが、放送用(ブロードキャスト用途)にはかなり貧弱です。

そこで最も有用なプラグインを見つけました。LSP Linux Studio Pluginです↓

LSP Linux Studio Plugin

Linux Studio Plugins Project

ダウンロードページへ飛ぶと、SourceForgeのリングがあるので、Linux-x86_64からlsp-plugins-lv2-1.2.13-Linux-x86_64.tar.gzをダウンロード展開し、Ardourで読み込ませれば完了です。

LSPはダイナミクス系が多く、マルチバンドのタイプが非常に気に入りました。効きも良いです!傾向として設定した箇所についてはしっかり効くタイプなので、耳にはいい意味でかかり具合の度合いが明瞭で確認しやすいと思います。

音声は、通常のCompressorを使用し、マスタリングでは、Multiband LimiterとMultiband DynamicProsessorを使用しました。

ただ、iZotopeのようなレストレーションのようなものはないので、それをどうするかが課題ですが、それほど酷くない素材であれば問題ないのかも知れません。

実際、pfri.netの番組「カニとあんどぅーの耳寄り情報局」を初回と2回編集し、マスタリングをLSPのMultiband Limiterで行いましたが問題なかったです。
音に関しては好みもあるので、すべての人に完璧に良い!というのはありませんが…

これでLinuxでもある程度のことが出来るという立証が出来ました。
今後は、レストレーション系のものが出てくればほぼ完璧なのですが、それに関しては首を長~くして待ちたいと思います😄

今日はこんなところです🐱
また次回!
tsucchan♫こと土田まさあきでした🍀

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